教授挨拶

  (略歴)
1978年 東京大学医学部医学科卒業
1980年 東京大学医学部附属脳研究施設神経内科入局
1983年 東京大学神経内科助手
1987年 ロンドン留学
   
(Institute of Neurology, Professor Marsden)
1990年 東京大学神経内科助手に復職
1997年 東京大学神経内科講師に就任
2007年 福島県立医大神経内科教授に就任
学会認定医,専門医
日本神経学会専門医,日本内科学会認定医,日本臨床神経生理学会認定医
宇川 義一教授  

福島県立医大神経内科は初代教授の山本悌司先生が設立され、臨床神経内科学の基本に誠実な診療をすべての神経疾患患者に提供する気風にあふれた医局です。山本先生の後を2007年5月より宇川がお引き受けしております。
教室のモットーは、目指せ明るく楽しい神経内科です。

宇川とは

宇川は、一言で言うと、元気の良い・生意気なやつです。あまり腹芸という技ができずに、思った事をはっきり言ってしまうため、時に皆さんに迷惑をおかけしているかと思います。ただし、裏があったり、嘘を言ったりするというようないやな奴ではないでしょう。上にも下にもはっきり言いすぎる時があるかもしれませんが、長くつきあうと悪い奴ではありません。

昭和53年に東大医学部を卒業し、その後ロンドン留学以外はほとんど東大にいて、平成19年に福島に来ました。東京出身ということもあり、福島での生活に少しとまどいがありましたが、なんとか適応しています。研究は臨床神経生理を行い、中でも人の中枢神経磁気刺激を専攻し、人の中枢神経を客観的に評価したり、刺激して治療することを考えております。

医局の人々

医局の第一の自慢は洗練された女性陣です。職員として検査を担当していただいている方、医局の秘書さん、検体の処理などを担当していただいている方、外来受付の方と、どこに出してもひけをとらない、優しく性格の良い方ばかりです。医局の若い先生方も、先代の山本先生のお人柄を反映して、素直でまじめな先生ばかりです。患者さん思いで、週末・夜間関係なく診療に一生懸命です。私の仕事は、彼らを今のままのばす事を考えるだけです。あえて難を言えば、控えめ過ぎる事です。私の様な目立ちたがり屋はいません。

教育

学生さんの教育にも皆さん熱心で、学生の評判もよいです。若い人に教える事を喜びとしている感じです。これも、先代の山本先生が”人に教えるのも勉強の一つ”とおっしゃられ、医局員みんなで教育するという風潮を築きあげられたたまものでしょう。

診療

診療では、患者さんの症状の改善をいつも考えている態度が徹底しています。しっかり診断して、最良の医療をおこなうこと、無駄な事はしないことが根底に流れていると感じます。Evidence based medicineを常に目指しています。その勉強熱心さには、頭が下がります。神経内科の病気になったら、自分ならこの大学の神経内科に入院しようと大学内の他の科の先生方からの信頼も厚いです。これもまた、先代の山本先生の置いて行かれたおみやげのようなものです。私がこれに加えて日頃みんなに言っているのは、evidence based medicine の上に、少しだけevidence making medicine をしようと言うことです。

研究

研究に関していくつかのテーマがあり、その一つ一つに関して述べます。詳しい研究内容に関しては、研究紹介にサイトをご覧ください。また、業績目録をご覧になると研究の実態が少し分かると思います。

末梢神経・筋肉病理グループ

患者さんの診断・治療に必要な生検の検体で研究をしています。着実な症例の蓄積で成果を上げています。

イオンチャネルグループ

イオンチャネルの機能をパッチクランプを用いて研究しているグループです。臨床系の教室でチャンネルの生理を正確に解析している施設は少なく、画期的な仕事をしております。家族性のてんかん家系での遺伝子異常の時に、チャンネルの機能がどのように変化しているかを研究しています。本当の電気生理に興味のある方は是非遊びに来てください。

脳血管障害モデルグループ

脳虚血のモデル動物を作り、その虚血耐性の研究をしています。虚血時のアストロサイトの機能やチャンネルの変化を中心に研究を進めています。大きな仕事を予感させる研究が出ています。若い研究者が進めておりますが、今後大いに期待が持たれる分野です。

臨床神経生理グループ

私自身がこれまでおこなって来た研究をさらに発展させることと、さらに新しい研究をおこなうことを考えています。現在の一番の目標は、やはり磁気刺激を用いて、患者さんの治療を成功させることです。再生医療、遺伝子治療と病気の原因の元を絶つ事を目標にした治療が脚光を浴びる中で、原因の如何に関わらず、機能を治療することを目標にしています。近眼の治療としてのめがねは、大成功だと言えるでしょう。なにも、だれもが手術で近眼を直さなくても、一生困らないのです。これと同じように、病気はそのままだけど、患者さんが困らないようにする機能的治療が神経疾患にあってもよいでしょう。それを目指して、日々努力しています。

以上簡単に医局を紹介しましたが、明るく・楽しく仕事をして、神経難病の患者さんを治したい人は、是非一緒に仕事をしましょう。


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