2023年BSLアドバンストコース第2グループ感想
2023年6月26日~7月21日のBSLアドバンストコース学生の感想をご紹介いたします。
【アドバンストコース全体の感想】 名前:R.H
今回はBSLアドバンストコースにて1ヶ月間という短い間でしたが大変お世話になりました。先生方の手厚いご指導により、自身の成長を感じることのできる充実した実習となりました。
私がアドバンストコースで脳神経内科を選択したのは、神経診察や脳神経内科領域の疾患についてより実践的に学ぶ機会を得たかったからです。脳神経領域の学習では疾患や検査、診察等の種類が豊富で、自己学習のみでは覚えて身につけることが難しく、実際に患者さんを診て、問診や診察をすることでより理解を深められると考え今回選択させていただきました。
実習では問診や診察をさせていただく機会をたくさんいただきましたが、ただ数をこなすのではなく、診察のコツや診るポイント、現病歴をとる際に必ず聞くべきことなど、今まで学んでこなかった有意義な情報をその都度教えていただき見識を深めることができました。疾患ごとの特徴から検査まで、頭では理解しているつもりでも中々実際のイメージが湧かなかったことも、1ヶ月間、患者さんを診て、検査等の見学もたくさんさせていただいたことで、今までなんとなくイメージしていたことをより具体的に捉えることができました。
また、福島県立医科大学の脳神経内科では1人の患者に対して、たくさんの先生方が関わり診療にあたっていることを強く感じました。他の診療科でもやっていることではあるとは思いますが、特に脳神経内科では総回診や病棟回診を多くの先生方で行い、頻繁に相談し合っている様子を見て、1つの症例に対してチームで診療に臨んでいることを強く感じました。
今回は実習期間中に怪我をしてしまい、日程調整や実習内容などの面でご迷惑をおかけしましたが、丁寧に対応してくださり、そして忙しい中でも常に学生を気にかけてくださり大変感謝しております。おかげで非常に学習しやすい環境で実習に臨むことができました。ありがとうございました。
名前:M.K
この度はBSLのアドバンストコースで四週間勉強させていただきました。脳神経内科学講座を選択させていただいたのは、家族が神経疾患の診断を受けたことから神経疾患に興味を持つようになり、実習を通して深く学習したいと考えたからです。大学での実習では毎日患者さんに神経診察をさせていただきました。診察の手技は文献などで学習することができますが、所見の評価は実際にご専門の先生から学ばないと分かりにくいため、とても良い機会となりました。
また、一ヶ月と長い期間であったため、患者さんの経過を入院から退院まで通して追うことができたり、大学ならではの様々な希少疾患の学習ができ、大変勉強になりました。外病院での実習ではクリニックなどで地域での神経内科医の働き方や、慢性期病院では神経変性疾患の終末期患者に対するBSCなど、大学だけではその現状を見ることのできない神経疾患の患者さんたちの生活などを実際に見ることができました。これは将来医師になった際に退院後までを見据える医療を実践する上で非常に重要な機会になったと感じています。
今後の診療の基盤になる四週間でした。ありがとうございました。