乗り継ぎ時間には余裕を
毎度失敗続きの宇川ですが、またやってしまいました。24日に、東京駅で東北新幹線から東海道新幹線への乗り継ぎが4分しかない状況で、キャリーバッグを持ち、リュックサックを背負い、階段をかけて下っていたときのことです。年寄りは訳もなく足下がぐらつくのですが、階段を10段くらい落ちてしまいました。右足の剥離骨折、左足の腱断裂ということで、写真のような足になりました。その日はアイシングと安静で処置しましたが、翌日に病院にかかり、叙述の診断が確定しました。実は、足をけがした後に、何とか歩いて新幹線を乗り換えましたが、なんと十分間に合いました。痛い足をひきずりゆっくり歩いてでもです。何ということでしょう。皆さん、乗り継ぎ時間は十分にとりましょう。また、階段をかけて下るのは気をつけて、年寄りはやめておくのが賢明です。
現在杖を両方使って、何とか歩けるので仕事は行えています。この足でも、気が短いのは変わらずいらいらしていると、娘に頭は捻挫してないからと言われてしまいました。全くその通りです。年をとったらあわててはいけません。
宇川 義一
車のミオクローヌス
神経内科で診る不随意運動の中にミオクローヌスという素早い動きがある。先日、車のミオクローヌスを経験したので、その経験を記載するとともに、皆様に警告をしたいと考える。
それは3月5日の午前2時頃のことである。東北自動車道下りの宇都宮と鹿沼の間の101.3あたりの追い越し車線を気持ちよく走行中の出来事である。車が何の前触れもなく突然ガタガタと言い始めた、この突然さと衝撃的な動きがまさにミオクローヌスである。がたがたとしているが、ハンドルを取られる感じではない。震度6の地震の時に運転していたことがあるが、その時とも違う。あのときは、周りの車すべてがどうしてあんなに右左にふれているのだろうと思ったくらいで、今回は他の車はおかしくない。最も夜中のため、たくさん車がいたわけでもなく、かえってそれが良かったのであるが。おそるおそる路肩に車を止めてみると、パンクであった。偶然通りかかった高速パトロール隊にお世話になり、加入していた保険を通してタイヤ交換の方に来てもらい、スペアタイヤに変えた。とても親切な方で大いに感謝している。そして福島までたどり着いたのは、午前4時過ぎであった。少し落ち着いた昼にタイヤを見てみると、なんと写真のような状態で、いわゆるバーストであろう。特に古いタイヤでも、やすいタイヤでもなく、車もそれほど安いものではないが、こんなことが起きるのである。ディラーに電話で問い合わせると、特に古くなくても起きるということで、防御の方法はないのであろうか。
皆様、車にもミオクローヌスがありますので、スピードを出し過ぎず、気をつけて運転しましょう。
宇川義一
神経内科で診る病気 治らない訳ではない
本年4月に上記の題名で講演を行うことになり、神経内科の病気が治らないわけではないことを述べる文章を書いたので、一読いただければ幸いである。どんどん治る疾患が増えてきて、今後期待が持てる科と考えている。是非、一緒に患者さんのために働いて見ませんか。
神経内科というと、難しい、暗い、直らないというイメージがつきものだが、決してそうではない。数学の問題が解けないような難しさはなく、単に覚えることが多いだけである。うちの医局は明るく楽しく仕事をしている。今回は治ることを、症例を提示しながら、解説する。
神経内科外来で頻度の多い疾患としては、頭痛、めまい、てんかん、脳血管障害、脳炎などがある。頭痛はトリプタン系の薬剤の登場により、以前より改善が望めるようになり、近年ボツリヌス治療も試みられている。めまいでは、原因疾患があるもの以外は、改善するものが多い。てんかんに関しては、ここ数年の間で新しい薬剤が出て、迷走神経刺激治療、外科治療も進歩して一般的な生活が送れる方がほとんどである。脳血管障害では、rt-PA治療の登場により希望が広がるとともに、新しい抗凝固薬も発売され、さらに改善が望める状況となっている。脳炎など感染症は、細菌に対する薬剤の治療で完全寛解して帰宅する例がほとんどである。このほかまれな疾患として、多発性硬化症などの免疫性神経疾患やいわゆる変性疾患がある。神経免疫疾患は、従来からのステロイド剤に加え、最近は細胞標的薬剤の開発が進み、切れ味のよい薬剤が発売され治療効果も上がっている。一番難問と考えられてきた変性疾患は、大きく分けて、パーキンソン病などの基底核疾患、ALSなどの運動ニューロン疾患、Alzheimer病などの認知症疾患、脊髄小脳変性症の4つがある。パーキンソン病に関しては、従来からの抗Parkinson病薬に加え、新しい機序の薬剤も開発され予後の改善がみられるとともに、DBSなどの手術療法も進歩して、患者さんには朗報である。さらに、磁気刺激という新しい治療法も本大学で開発中である。また、遺伝性のパーキンソン病の解析を進み、病気の発生機序に関しても解明が進んでいる。ALSに関しては、遺伝子解析の成果により、病態発生機序が近年明らかになってきている。神経成長因子を用いた治療の開発も行われている。認知症に関しても、その病態機序に基づく治療が開発されている。脊髄小脳変性症に関しては、その遺伝子異常の解明が早かったが、原因タンパクの病態機序が十分解明できず、治療に結びつくところにいたっていないが、今後期待が持たれる。このほか、末梢神経、筋肉疾患でも治療が進んでいる。筋無力症は、以前重症筋無力症といわれたが、現在は重症がなくなった。胸腺摘出とステロイド剤以外に、様々な免疫治療薬が開発され予後が改善してきている。また、アセチルコリン受容体以外の病態も解明されてきて、さらなる改善が見込まれる。従来治療不可能とされた筋ジストロフィーでも、遺伝子の操作により進行を止める方法が動物モデルでは成功し、一部患者さんにも試されている。
以上、神経内科の病気は治らないという悪評を払拭すべく、講演を行いたい。
福島県立医大神経内科 宇川義一
A Tribute to our Friendship
In autumn, I arrived at Fukushima medical university. It is very beautiful, especially for this season. The people I have met at the department of neurology are very kind and outstanding. All the members of the department have given me so much help that I have appreciated them for everything they have done for me. With their help, I have had many meaningful experiences. What an eye-opener it’s been for me! There are many differences in the medical science between Japan and China. And I have found there are many things well worth learning in Japan. What I have learned and experienced is very helpful for me. I have spent a wonderful time in the past 3 months. It is my most precious memory, and I will preserve it forever! Liu Xi
詳細はこちら A Tribute to our Friendship
第一回南東北臨床神経生理セミナーを開催しました
2011年11月27日(日曜日)に、福島駅のすぐそばのコラッセ福島で、第一回南東北臨床神経生理セミナーを、日本臨床神経生理学会と日本光電工業株式会社の共催で開催しました。休みにも関わらず、約80人の方に参加いただき、ありがとうございました。会の運営に当たっては、精神科・脳外科・神経内科の多くの先生方にボランティアとして協力いただきました。御礼を申しあげます。
はじめての会と言う事もあり、やり方を探りながらの会でしたので、行き届かない点もあったかと思いますが、それなりに皆さんに楽しんで頂けたかと思います。午前中は丹羽先生と私が一時間ずつ講義をして、午後は4つの項目に関してハンズオンを行いました。1箇所30分と短いため、あまり実際に検査を覚えたという印象までは持って頂けなかったのかと思いますが、皆さん熱心に聞いておられて、ノートを取っている方もいて、感心しました。皆さんが楽しそうにしている写真をいくつか提示しております。
皆さんのアンケートで、やはりハンズオンを充実させて、実際にハンズオンで行う事を午前中に講義しておくと言うようなシステムが良いかと考えております。今後も、一年に一回くらいのペースでセミナーを開催する予定ですので、是非次回からもふるって参加いただけると幸いです。来年は、インチングの講義をして、その後実際にハンズオンするとか、反復刺激の講義をやって、すぐ後で実際に皆さんに検査して頂くと言う様なセッティングが良いのかもしれないと思っています。
来年は、“自分でやってみよう筋電図、脳波”のような題名で行える事を希望しています。
神経内科 宇川義一
第4回 光翔祭 駅伝に参加して
第4回 光翔祭 駅伝に参加して
神経内科 宇川義一
10月15日に第4回光翔祭の駅伝に、チームプロフェサーの一員として参加しました。病理の千葉先生が参加できないと言うことで、代理で参加して足を引っ張りました。1チーム4人で、全体で25チーム、100人が走りました。教授チームは、私のおかげで、25チーム中20位という輝かしい成績に終わりました。他の3人は、和栗先生、齋藤先生、安村先生と、それぞれ日頃から練習されている方々で、区間順位は真ん中くらいでしたが、私が区間24位とブービー賞のため、全体で20位という輝かしい結果となりました。走った100人中94位という、なかなか取れない順位でした。皆様ご迷惑をおかけしました。
当日は小雨の降る中、どうして走るのかと自問しながらの走行でした。安村先生の“無理しないで良いから”と言う優しい一言に、本当に無理せず走っておりました。すると、最後の坂で歩いても良いかなと思っていた時に、安村先生が併走してくれて、“よい調子です、このままがんばりましょう”と励ましてくれました。本当にありがとうございました。あまり、期待に添えませんでしたが。終わった後に、あまり息の切れていない私に、和栗先生から“まだ余裕がありそうだから、もっと走れますよ”と、齋藤先生からは“先生早かったですよ”と暖かい言葉をかけていただきました。本当に、皆様ご迷惑をおかけしました。
この時に、気づいた事があります。若い人と、練習していない年寄りとの違いです。それは、心肺機能と筋肉の機能の事です。若いときは走って限界になるのは、多くの場合心肺機能です。息が苦しくなって、これ以上走れなくなります。今回走って感じたのは、私の場合(教授チームでも私だけ)、心肺機能をフルに使う前に、筋肉に乳酸がたまって動けなくなると言うことです。和栗先生の一言で気がついたのですが、いくらがんばりたくても(実際はがんばってないのですが)、筋肉が動きませんでした。従って、おそらく私の場合心肺機能をがんばらせる筋肉がないという事でしょうか。家族にこの報告をしたところ、“心臓が止まらず完走できて良かったではないですか”と、これまた暖かい言葉ももらいました。全くです。
同じ日に米沢のハーフマラソンに出場した医局員がおりましたが、彼を筆頭として、来年出場するかもしれない神経内科チームの応援をする事が、来年の私の仕事になりそうです。
自分自身の線量計による測定値3
自分自身の線量計による測定値3
福島県立医大神経内科 宇川義一
8月は夏休みという事もあり、あまり移動はありませんでした。
日本国内の値はどこも似たような値であると思われました。
今月は長野、神戸にいきましたが、ここでも線量は大きくは変わりませんでした。
線量計を販売している会社の人と話したところ、私の所有している線量計は、0.1-999マイクロシーベルト/時間の間での測定精度が良いものとわかりました。そこで、0.1以下の低い値は少し大きめに出る可能性があると言う事です。そこで、日本各地の線量は低いですので、少し高めに出ている可能性があります。少し高めに見てもこの程度を言うことは言えます。逆に、とても低いレベルでの各地の差異は鑑別しづらい可能性はあります。この点の注意だけして、値を見て頂ければ幸いです。
マイクロシーベルト/日
筋病理セミナーに参加しました
8月22日から26日,国立精神・神経医療研究センター神経研究所で開催された,第45回筋病理セミナーに参加してきました.
このセミナーには全国から応募があり,参加出来るかどうかは抽選の結果なのです.
国立精神・神経医療研究センター神経研究所の先生方に直接指導して頂けるのですが,埜中征哉先生はじめ,西野一三先生,後藤雄一先生,大矢寧先生ととても贅沢なんです!
筋病理の基本から主な筋疾患の各論について講義して頂いたり,また,実際の症例の標本を観察してレポートを作成したり標本作製の実習をさせて頂きました.教科書で標本の読み方を勉強しましたが,講義を受けて実際に標本をみながらなので理解しやすく教えて頂けました.自分の勉強の不十分さを反省しました.
他の参加者の先生方とお話し出来た事も貴重でした.特に,小児科で神経疾患の患者さんを見ている先生方の話を聞く機会は殆どなかったので,興味深かったです.
はじめは緊張しましたが,懇親会をして頂いたり和やかな雰囲気だったのでとても楽しかったです.
勉強になりとても貴重なセミナーに参加させて頂きました.今後の診療に生かせるようにしたいと思います.
集合写真.この後タイ料理に行きました.
生田目




























